床暖房テスト
実証試験
当社SNFフローリング材の床暖房による寸法変化を観察するため、一般に使用されている床暖房用熱源と当社フローリング材料を使用し、以下のような実証試験を行いました。
- 試験場所
- 大阪府岸和田市木材町内 服部商店事務所2階に既存の洋室(無垢材フローリング仕上げ)
- 試験に使用した床材料
- 寸法:厚さ18mm、幅105mm、長さ400~1200mm
試験材の表面:オスモカラーによる現場塗装・二度塗り仕上げ。
試験材の裏面:変形防止のため、特殊溝加工と特殊塗料の塗布処理を行いました。
- 試験樹種:アメリカ産広葉樹
- PCメープル、アメリカンブラックチエリー、ブラックウオールナット、ホワイトアッシュ、レッドオーク、ハードメープル、アルダーの7樹種
- 床暖房の種類
- 国産熱線式(JBH社製 熱源の規格 マイダンデイⅥ)
フローリング材の接触面の最高温度 50~70℃(メーカー資料による)
使用した床暖房熱源は、スイッチON後4時間で自動的にスイッチOFFとなるよう設計されています(同上)。
- 試験材の設置
床面(木製フローリング)に熱線ヒーターシートを直接接着剤で貼付し、その上に試験材を同接着剤で貼付、更に釘で固定しました。
各樹種15枚の試験材を横方向5枚を一組として、縦方向に3ブロック設置、ヒーターシートは各樹種の6枚目~10枚目に配置しました。
※上記7樹種をそれぞれ上述の通り隙間なく設置しました。
- 測定方法
- 試験材の両端からおよそ10mm、および中央の位置にピンを打ち、デジタルノギスを用いて各ピン間、および両端のピンの間隔を測定しました。
同時に、表面デジタル温度計(株)佐藤計量器製作所社製 SK-8700Ⅱで、床材表面温度を測定しました。
- 測定間隔
- 毎日(土曜・日曜除く、朝始業時の暖房開始直前、開始後30分、開始後4時間後、8時間後に測定しました。
- 測定時期
- 測定開始:平成18年8月17日
測定終了:平成18年10月20日なお、測定が夏期に始まることを考慮して、エアコンディションにより室温が17℃になるよう調整しました。
床暖房による変化の測定終了後、暖房終了によって床材料の収縮が起こるかどうかを検証するため、更に測定を続行しました。測定開始:平成18年10月23日
測定終了:平成18年10月31日