フローリング 選択方法
1.カラー(色)で選ぶ
家族団欒の暖かさを求める場合
子供部屋の場合
旦那様の書斎
大きなリビングで子供が友達と寛ぎたい
豪華な部屋にしたい
ピアノ等の重量物がある趣味の部屋
お客様と会話が弾む部屋にしたい
2.木目で選ぶ
温帯広葉樹「日本・アジア・アメリカ」は、年輪は全てあります。
その中で木目が少し勝つ材質と、そうでない材質があります。
- ナラ・タモ・アッシュ・オークは、木目がはっきりしています。
- カエデ・メープル(東海岸・西海岸)は、木目がはっきりしません。
- 木目がはっきりした樹種→リビング等の大きな部屋に向いています→オーク・なら・アッシュ
- 木目がはっきりしない樹種→子供部屋等に向いています→アルダー
3.材質の硬さで選ぶ
材質の硬さは、フィーリングに影響を及ぼします。
ハードメープル(0.63)・レッドオーク(0.6)・ホワイトアッシュ(0.56)・ブラックウオールナット(0.55)・ブラックチェリー(0.53)は硬い樹種になります。含水率12%時の気管比重)
- PCメープル(0.47)・アルダー(0.42)は少し柔らかい樹種になります。
(含水率12%時の気管比重) - 硬いからフローリングに良いと一概に言えず、用途に合わせた使い方が望ましいです。
- 硬い材質のフィーリングは、ハードなイメージを醸しだします。
- 柔らかめの材質のフィーリングは、ソフトなイメージを醸しだします。
服部商店が出荷しているフローリングは、含水率8%以下で製造していますので、気管比重より5%位軽いです。
4.住空間を広く見せる方法で選ぶ
住宅と少し離れますが、お寺・神社等では、巾の広い床板が使用されています。
それは、本来荘厳さを全面的に出すのが目的ですが、同時に大変広く見せる効果があるからです。
空間を広く見せる為には、床材(フローリング)の巾を広い物を使えば、広々とゆったり見えます。
巾の広いフローリングは、少し値段は張りますが、家を長く使っていただければ、決して高い買い物ではありません。
それ以外の諸問題の方が大事です。
現在の日本の住宅の諸問題は、土地の値段が欧米に比較して高いのではなく、家を長く使うという「日本人古来の伝統文化・物を大事にする」ことが疎かになっているからです。
先進国で建売住宅があるのは日本だけです。また僅か30年位で家を建て替えるのは日本だけです。
日本人の伝統文化「物を大事にする心」を守ろうではありませんか。
5.メンテナンスを考えて選ぶ
フルオーダータイプは国内物ですので、メンテナンスがしやすい。
フローリングを原板から製造していますので、施主様のニーズに合わせて設計できます。
長さの指定「例えば900~1200mm」等、巾を130mmにして欲しいと言うことは勿論できます。
面無し加工にして欲しいなども勿論できます。
従って修理の時、サイズ・量・色等のメンテナンスに対応できます。
レギュラータイプは、輸入材の大量生産型の為にオーダーはできません。
6.原産地で選ぶ
世界の未開拓林の26%が極東ロシアに集中しています。
針広混合林は、動植物の希少種・固有種・絶滅危惧種の数が多い点で、世界的に重要な位置を占めています。
しかし、非持続的な伐採・違法伐採により、未開拓林の面積は減少し続けています。
また中国から輸入されている住宅部材の原木は、原産地はロシアです。
アメリカ・ヨーロッパは産業革命以降、森林は永続可能な方法で管理・運営されています。
アメリカ・ヨーローッパ材は、環境問題に適合している住宅部材です。
中国・ロシア材は、環境破壊に抵触しているかもしれません。
7.価格で選ぶ
SNFタイプとレギュラータイプでは、価格は後者の方が安い。